なぜ清和会と呼ばずに安倍派と呼ぶのか?

ほとんどの陰謀論者が安倍晋三暗殺は神格化して改憲に利用するためだと大騒ぎしてた2022年の夏から私は逆に改憲潰し説を提唱して来たが、驚くほどその通りの展開になっている。神格化どころか安倍晋三追悼番組さえやっていない。そして、そもそも安倍派には清和会というれっきとした正式名称が有るのに、なぜ故人の名前を引っ張り出して来て連日のように貶める報道で死体蹴りのような真似をするのか。確かに安倍晋三の死後、清和会には首領となる人物がおらずに西村や羽生田などの「5人衆」による集団指導体制を取って来たが、だからと言って安倍晋三が死去した後の清和会を安倍派と呼び続けるのはマスメディアに意図が有るのでは無いかと思わざるを得ない。安倍晋三は祖父である岸信介を非常に慕っており、その岸の遺志を継ごうとしているような所があった。スパイ防止法の代替案とも言える特定情報保護法や共謀罪の制定、そして安保法制化などに取り組んできた事からもそれは明らかだ。第二次大戦中に高級官僚や商工大臣などを務め、GHQによってA級戦犯に指定された岸信介は戦後は一転してアメリカの軍門に下り、その手先を演じながらも憲法9条を改正し、日本の独立国家への返り咲きを目指したが、それは敵わなかった。だからこそ安倍晋三憲法9条の改正に拘った。歴史的な経緯からしても安倍晋三憲法9条改正のアイコンであったのだが、その人物の名前を暗殺〜統一教会叩き〜裏金問題でここまで貶め続ける意味は何なのか。改憲潰しの意図が全く無いとは考えにくい。