●歴史 : 盧溝橋事件と日中戦争泥沼化の真相
まず最初に私は当時の日本が素晴らしかったみたいな事を言うつもりは無い。しかし濡れ衣は濡れ衣であると主張しておく事は大切であると思う。中国共産党は未だに日中戦争における日本の戦争責任について執拗に非難し続けており、国民に反日教育まで施しているが、そこまでの権利が中国「共産党」に有るとは思えない。日中戦争の経緯についてだが、そもそも、満州国だけで満足していた日本を盧溝橋事件で日中戦争の泥沼化に引きずり混んだのは日本と蒋介石の中華民国(国民党政権)を戦わせて漁夫の利を得たい当時の中国共産党による工作活動(謎の発砲事件)であり、その事は後に中国共産党幹部の劉少奇の発言で明らかになっている。しかも、それでもまだ交渉による収束のために動いていた中華民国と日本の間を完全に引き裂いたのが日本国内の共産主義者、風見章(内閣官房長官)と近衛文麿(総理大臣)であり、近衛の談話である「国民党政権は相手にせず」を風見がふてぶてしい態度で読み上げた記者会見によって、"あの"石原莞爾でさえ反対していた日中全面戦争の泥沼化に突入したのだ。日本側の共産主義勢力の目的は帝国主義日本を敗戦に導き、共産革命を実現する事であった。そして日中の共産主義者はソ連コミンテルンと言う地下水脈でつながっていた。この流れから言って、少なくとも日本は中国共産党に歴史問題で執拗に非難される筋合いは無い。
「帝国政府は爾後(じご=これより後)国民政府を相手とせず」近衛首相の声明を会見で読み上げる風見章 内閣書記官長(現在の官房長官に相当)
満州事変を首謀した伝説の軍人、石原莞爾(左)でさえも日中戦争の戦線拡大に反対し、近衛文麿(右)に蒋介石との交渉を直訴していた。
●大丈夫か反ワク界隈!?
今の反ワク親露の陰謀論フィーバーは15年前くらいに始まったネトウヨフィーバーと似ている。部分的に事実が含まれてる点や、自分達は目覚めていると思っている点だ。「ネットDE真実」と言うのはネトウヨを揶揄する流行語だった。確かにテレビは多分にプロパガンダ装置であり、嘘も尽くし隠蔽もする。しかしだからと言ってそれを暴露するSNSが全部正しい等と言う事はない。TVの嘘に気がついた人がSNSに騙されているのであればどっちもどっちだ。
ところで北朝鮮が孤立を避けるために日韓の分断を図っているのは周知の事実だが、ネトウヨが北朝鮮による日韓分断工作であったとしたら、現在の親ロシア派陰謀論者も同じ人脈がやっているのかもしれない。北朝鮮系の反日工作員の人脈が、今やロシアの影響力工作の下請け的に使われてたりするという事はないだろうか?
ちなみに反ワク陰謀論系インフルエンサーで何と言っても強烈なのは立憲民主党の原口一博氏だろう。原口氏は宋文洲という極めて反日的な中国のプロパガンダアカウントを連日のように拡散している。宋文洲は実在する人物だが、もはや中身は別人で中国共産党の工作アカウントとして使われているのではないかという疑惑もあるが、本当の所は不明だ。いちいち投稿を保存しているわけでは無いが「今日は日本の敗戦記念日ですね。ザマァ」くらいの事は平気でいう人物(アカウント)である。
もう一つ驚いたのが反ワクインフルエンサーで護憲派のアカウントが中国による反日映画を拡散させていた事だ。動画の日本兵役の男は明らかに日本語がおかしく、途中何を言ってるのかわからない場面もある。中国は近年、このように日本兵を悪逆非道に演出している反日映画で若年層を洗脳しているが、その先に何があるのだろうか。
平和憲法を壊し、日本を軍国主義国家に逆戻りさせるつもりなのか。
侵略のためだといって戦争する国はなく、自衛のためだと言い張る。改憲も、緊急事態条項も不要である。 https://t.co/MaqdWtqrlo pic.twitter.com/DJr0Zf0dpD
— You (@You3_JP) 2024年8月8日
また、最近、中国人による日本人への殺傷事件が私の知る範囲でも二件起きているが、このような反日教育の影響は否定できないだろう。そうした事を考えても、こうした反日映画を日本人が拡散するというのは有りえないと思うが。